誰でも分かるレーザー加工

レーザー加工による材料別影響について

投稿日:

今回は鋼材の鉄について、レーザー加工で及ぼす影響に触れていきます。。前回、前々回のブログでレーザー加工のメリット、デメリットについて触れてきましたがレーザー加工において材質によっても注意すべき点があります。

鉄は加工しやすくな様々なものに使われている一般的な金属です。ごく薄い板厚から数十mmの板厚まで豊富に揃っており、幅広い用途で使用されています。塗装やメッキ、表面処理鋼板などを使うことで鉄のデメリットでもある錆びやすさをカバー出来ます。

※弊社では豊富に材料を取り揃えており強みである短納期が対応に可能になっています。様々な板厚にも対応しておりますので、詳しくはホームページの加工可能材質をご参考にして下さい。

しかし、レーザー加工ではレーザー特有の現象で穴がテーパー状になってしまいます。テーパーとは、加工面がすり鉢状になっている状態で、板厚が厚くなるほど差が広がる傾向があります。

この差を無くすためには、ドリルやリーマーなどを使った追加工が必要です。また金属板金の打ち抜き加工に使われるタレットパンチプレスに比べると熱による変形や反り(長いものは特に注意が必要)が出る恐れがあります。

今回は鉄について、簡単に説明させていただきました。メリット、デメリットはありますが弊社の強みを最大限に活かし対応させて頂きます🙇‍♂️

-誰でも分かるレーザー加工

執筆者:

関連記事

no image

レーザー加工とは?

今回は、レーザー加工がどのようなものか簡単に説明します! 子どものころ、太陽の光を虫眼鏡で集めて、紙を燃やす実験をしたことはありますか?🤔 レーザー加工も原理はすごく似ています。💁   パワ …

no image

材料別影響について ステンレス編

前回は鉄についてのお話がありましたので 今回は『ステンレス』についてです。   『ステンレス』にも意味があること知ってました? 英語では stainless steel  「錆びにくい鋼」と …

no image

非鉄の加工注文も増えてます!

弊社は鉄、ステンレスのレーザー加工がメインですが、 アルミ、銅、真鍮、チタン等の非鉄の素材の注文も 増えてます。 【銅t1.0】   昨今のコロナ禍の影響もあり 屋外でのキャンプブームにあや …

2次加工、新設備導入!

柳田製作所、2次加工部門に新設備が導入されました! 今までの機械よりも大型の曲げ加工機です! 新しい機械はカッコいいですね😳 ↑様々な情報を映せるプロジェクターも搭載、この他にも様々な機能があります😳 …

no image

レーザー加工の種類

仕上がりが早くきれい、加工の自由度が高い、難度の高い加工が可能などメリットがたくさんあるレーザー加工ですが、 今回は当社で使われているレーザー加工2種類について説明させていただきます。 CO2レーザー …