社員のつぶやき

伝統と変化

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年末年始でお酒を飲む機会が増えると思いますが、日本酒を好んで飲んでいる人はどれだけいるでしょうか。
日本酒を飲む人の割合は約44~45%で特に若者を中心に減少傾向にあるそうです。減っている理由としてライフスタイルの変化による日本酒で祝うという習慣の衰退や一定の価格がするために手の届きにくい存在になっているようです。

私が日本酒に興味を持ったのは、周りに有名な日本酒が多く飲めたほうが良いかもという簡単な理由からでした。飲んだことは無いが銘柄だけなら言えてしまうなんて人も多いのではないのでしょうか。故に自分に合った物を見つけるのは大変そうで躊躇ってもいました。いざ知名度の高い物を購入しても伝統的な淡麗辛口は私の舌には合わず、その時は探すことを諦めてしまいました。
そんな折、酒蔵を継いだ若者のドキュメンタリーを目にして再び日本酒への興味を持ち始めました。早速、良さそうな酒屋を探して行ってみると、ガラス張りの冷蔵庫の中には私の知っている物とは違いお洒落なラベルデザインやパッケージでとても目を引きます。
店の人に今までの事を伝えると生酒の『おりがらみ』というものを薦められました。日本酒造りにはおりを沈殿させて上澄みをとる澱引き(おりびき)という工程があり、その工程を行わない又は少し混ぜているものをおりがらみと呼ぶそうです。加熱殺菌処理の火入れを行わない生酒タイプのおりがらみには微炭酸を感じられるものもあり、私が薦められたのはフルーティーで甘酸っぱさが際立っている商品との事でした。日本酒でフルーティーとは?と思いましたが、帰宅後飲んでみると確かに果実の風味があり飲みやすく知っている日本酒とは別物でした。瓶内で発酵が進んでいるためにガス圧で栓が飛び易く開栓時に十分気を付けるようにとの注意書きには多少ビビりました。

軽いノリから始まった日本酒探しですが、伝統的である日本酒が若者に関心を持ってもらえるように色々と変わってきている事が知れましたし、満足のいく日本酒に出会えました。
自分に合ったお酒を探してみるきっかけになったらと思います。
くれぐれも飲み過ぎにはご注意を。

-社員のつぶやき

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